ブスとメール
若き日の過ち。
過酷なる運命。
無知ゆえの失態。
少年は知らなかった。
ソレが一体なにを意味するのかを。
―――――――――――――今、始まる―――――――――――――――
昨日、友達=ミツからメールがあったんです。
内容は
〇〇ってひとにアド教えてもいい?
とのことでした。僕もね、自分の中学とかだったら
多少の付き合いがありますよ。
でもこの〇〇=ゆーり(もちろん仮名)って人は他校の女子ナンです。
ぼくも嬉しくてね☆
だからあんまりよく知らない人ならブスだろうがなんだろうがどうでも良かったんです。
まあブスだったけどな。
それでもひとは見た目じゃない、と考える僕。
それで即オッケーしたんです。
これで僕も世界進出だな♪などと悠長なことを考えながら・・・
それから3分もまたずにきました。はやいですねー。
15歳の分際で相当男に飢えてるようです。
それで内容は
件名:本当にAお久しぶりです(よく分からない顔文字)
本文:〇〇中、ユーリです
ケータィ復活しました(よく分からん顔文字)
お手数かけますが登録よろしくお願いします〇●〇
ん?
ちょっと待ってみようか。
お久しぶり?
いやいや、お前とはかれこれ15年くらい
会ってないと思うけど?
ここらへんでちょっとおかしいな、と感じ始めます。
でもまだ冗談だと思う僕。悲しい・・・
そんで僕が送ったメール。
初めまして〜
久しぶりってのはどゆこと?
やっぱそう送っちゃいますよね。
だって初対面ピーポーにいきなりお久さしぶりなんて
言われるんですもん。
そんできた返信メール。
お久しぶりだょ!Tはぁたしのこと覚えてないのぉ(うざい顔文字)??
え?
べつの驚きがきましたよ。なんでTがでてくんの?
あっ、このTっていう人は僕の友達です。
かなりのイケメンです。
ユーリとメールをしてたらしいです。
でもここで分かりましたね。オレ、ミツに騙された!!と。
おれを陥れる気だったんだな!と。
で、ここでミツに送るんです。
ミツくん、ブッ殺していいですか?
とね☆そして返信メール。
なぜ?
ころぉぉぉぉす。
え?なにお前、まちがえといてそれですか?
まじでね、ほんとにいらっときましたよ。
え〜、まあミツからなぜ?というありえない返答があったのですが
それにはちゃんと理由があるのです!
それはゆーりにミツがぼくのアドレスを教える時に言ったらしいんです。
これはTのアドレスじゃないよ、と。
しかしこのブスはどんな思考回路から
そうなったのか僕のアドレスをTくんのアドレスだと思い込んでしまったようです。
このブスバカが。
死にさらせ。ボケ。
ここで今までの僕なら「僕はTくんではありませんよ。」
みたいなこといって終わると思うんです!
しかし!前に言った通りいまはこんなものをつくっています。
ネタが必要です。だから・・・
いくとこまでいってみました♪
はい!そうと決めたが吉日!とゆうことでミツに
ブスにネタばらしすんなよ
からかうから
それからTはブスのことどう思ってんの?それによって今後の
対応が変わるんですけど
と、送ります。Tがもしブスのことを好きということはないと
思うが悪感情かなにかもっているとすれば僕としても助かるんです。
そんできたメールがこれ。
嫌いだよ。アドレス教えんのもやめろって言ってたし。
よし、殺ろう♪
この勘違いやろうが!!
勘違いしないように耳の穴から
クソと名がつくものすべて
ぶん取ってやる!
ここからはしばらく突っ込み無しで会話をお楽しみください。
・・・めんどくさいからじゃないよ。
H「え〜と・・・思い出せないなぁ・・・あっ!!思い出した!
豆腐屋の娘でしょ!」
ブ「ちがぅょ。。まえ、〇〇のことが好きでTにメー
ルでそぅだんとかしてたじゃん!!」
H「相談ってどんなこと?」
ブ「告くりたぃんだけど帰るの早いからどぅしょぅ・・・
みたいな内容だったと思う」(塾でのことですね、はい)
H「あーあー
したっけ?告白
しといてやろうか?」(口調はかなり荒いですが向こうは気付く気配なし)
ブ「ぃぃよ・・・彼女いそうだし
また断られそぅだし」
H「あっしたんだっけ?
なんて言われた?」
ブ「1年の時だけどね
返事かえってこなかった」
H「(笑)」
ブ「なにそれぇ→ひどぃ
2年も前だし」
H「まあいいじゃん☆
いま誰好きなの?」
ブ「よくわかんないんだぁ
最近彼氏と別れたばっかりでぇ」(は?てめぇブスの分際で彼氏とかいってんじゃねぇよ、ぼけ。相当サバイバルな彼氏だな)
H「わかんないってどの辺が?」
ブ「だれが好きなのかわかんなぃの」
H「仮に言うと誰?〇〇中?」(うちの中学です)
ブ「秘密だょ!!!!〇〇・・・・・・かなぁ??」(2年前にふられた人)
H「まだ好きなのかよ」
ブ「でもすきじゃなぃかもしんない
好きじゃなぃ気持ちのが多いなっ」
H「じゃすきじゃないんじゃん
バカかお前」
ブ「バカってぃわなくてもぃぃじゃん!」
H「じゃあいまはだれもいないの?」
ブ「うん、そうだよ!!Tは?」
H「ゆーりだよ」
はい!ここでいったんきります。
このさきでクライマックスです。
それからあくまで言っときます。
まちがえたのは向こうですからね?
みなさんよく考えてみてください。
相手はメール相手がぼくであることは知ってて当然のはずなんです。だってあらかじめいわれてたんですもん
しかしこの人は知らない・・・というか
脳みそがイケメンTくん以外受け付けないように
なってるんですね。ええ。
そして!ふざけてゆーりさんに告白してしまった僕。
相当男に飢えてると思いますので速攻でオッケーメールが来ると思ってました。
しかし!これに対しての返信です☆
ブ「本当にぃ!?」
この野郎、焦らしてんじゃねぇよ。
ブスが焦らす?だぁ?
・・・・でもよく考えてみればそうですよね。
いきなりそんな雰囲気でもないのに告白されても戸惑うしかありません。
でも男に飢えてるはずだ。
そうおもったぼくはさらに責めます!
H「まじで
ゆーりのことばっか考えてる」
はっはっはっは!どうだ!!まいったか!!
これでおまえもいちころだろう!!
ブ「そっかぁ。ぁりがと♪」
はぁぁぁぁぁあああ!!!???
意味わかんねぇよ!?
なんだ?ありがとって!?
カンボジアの恵まれない子ども達が
ご馳走目の前にして遠慮してんじゃ
ねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!
はぁ、はぁ・・・・くそったれが。
まだ焦らしたりないのか?くそが。
これ以上やられると・・・・くそ!
だったら・・・
H「おう☆」
よし!!
逆に焦らしてやったぜ!
これを受け取ればきっと「え?なにその反応?あたしのこと好きなんじゃないの〜!?」
っていう風になりますね!!
ブ「いま彼女いないの〜?」
くはっ!!(吐血)
えほっ!げほっ!
く・・・・なかなかやるな!話をそらすとは・・・こいつ、できる!!
しかし、ここはうまく切り返しうまいことそっちの話に戻します。
H「いるわけないだろ
いま告白したのに」
ブ「そぅだょねぇ
付き合いたい?」
はぁ?
ブスがなにをいっている?
生意気にも付き合いたい?だぁ?
ふざけんな!ぼけ!
こちとら顔は可愛いか美しいのどっちかしか
受け付けてねぇんだよ!!ぼけ!
ブスならそれなりの反応しろや!!
「あたしなんかでいいの?」とか
「でも・・・あたし可愛くないし」とかいろいろあるだろ!!
それに、あたしなんかでいいの?なんていわれた日にゃ、
オレ、そのコが天使に見えると思う。
それなのになんだぁ?おまえ。
なに上からみてんだよ、ぼけ。
上戸彩気取りか?
おまえは人間3:ゴリラ6:ウンコ1
って感じなんだよ!!
身の程をしれ!!ボケ!
はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ・・・・・・・・・・・・・
よし、殺そう。
H「うん」
ブ「じゃぁぃぃよ☆☆
Tが本気でぁたしの事が好きならば♪」
ふっふっふっふっふ・・・・
くらえ!!
「そう言われるとそうでも
ないからやっぱいいや☆」
ズガグシャドカ―――ン!!
決まったぜ!!言ってやったぜ!!はっはっは!!ぼぉけ!
勘違いしててめぇのルックスお構いなしで上からもの見てっからそうなんだよ!!
はははははは!!ばーか!ばーか!
この後僕がTくんでないことを
明かして速攻でアドレスを変えた
のは言うまでもありません。
―――――――――――そして―――――――――――――
少年は達成感に満ちていた。
「言ってやった」―――まさしくこの一言に尽きる。
しかし。
まだ話は終わっていなかった。
そう。
少年は言い忘れていた。
この話の続きを。
今こそ語ろう。
隠されていた男と女の幻のメールのやり取りを!!
まあ・・・・
言い忘れていたとか・・・・
隠されていたとか・・・・
幻とか・・・・
・ ・・・・・
面倒くさかっただけなんですけどね。
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